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2022.7.28 記事
NFTマーケットプレイスについて

NFTの世界では、Twitter社のジャック・ドーシー氏の初ツイートが3億円で売買されたり、アーティスト・Beeple(ビープル)氏のデジタルアート作品が約75億円で売れたりといったことが話題となりましたが、こうしたNFTアートなどを販売できるのが、NFTマーケットプレイスです。NFTマーケットプレイスは2021年ごろより日本でも人気が出だしているNFTのプラットフォームです。ここでは、今注目を集めているNFTマーケットプレイスについて紹介します。

 

◆NFTとは

NFTとは「Non-Fungible Token(非代替性トークン)」の略称です。以前の記事でもお伝えしたとおり、 かつてのデジタルコンテンツやデータはコピーや複製することが簡単でした。これは量産できるというメリットがありましたが、希少価値がなく、違法コピーも可能にしていました。そんなデジタルデータに、唯一無二の価値を持たせたのがNFTで、ゲームやアートを中心に実用化が進んでおり、注目を集めています。

 

 

◆NFTマーケットプレイスとは

NFTマーケットプレイスとはクリエイターやアーティストたちが制作したNFTアートなどをを販売したり、ユーザー同士が仮想通貨にて売買したりできるプラットフォームのことです。

NFTマーケットプレイスで行われるのは、主に以下の順となります。

 

①NFTを制作・発行

②制作したNFTを販売

③販売されているNFTを購入

④購入したNFTを販売

 

このように、マーケットプレイスを通じて自由にNFTを取引できるのがNFTマーケットプレイスの魅力です。ユーザーはNFTを販売したり、転売したりすることで利益が出ますが、ほとんどのマーケットプレイスでは取引手数料がかかります。また、個人のアカウント(通常は無料)が必要です。

 

◆NFTの参画事例

さて、昨今注目を集めているNFTですが、冒頭の通り、巨額な取引が生まれて話題となっていますが、日本国内においても注目されている取引がたくさんあります。また、大手企業もNFTの活用に乗り出しています。ここではその一部を紹介します。

 

■日本国内で有名な高額取引

  • せきぐちあいみのVRアートが1300万円で落札

VRアーティスト、YouTuberとして活躍するせきぐちあいみさんのVRアート「Alternate dimension 幻想絢爛」が2021年3月25日、約1300万円で落札されました。

 

  • 柴犬Kabosuちゃんの写真データが約4億円で落札

仮想通貨Dogeコインのモデルにもなった柴犬のKabosuちゃんの写真データが2021年6月11日、オークションサイト「Zora」で約4億円で落札されました。

 

  • 西野亮廣さんが自身の絵本の絵画が約400万円で落札

お笑い芸人、絵本作家などで活躍する西野亮廣さんの絵本「みにくいマルコ」の画像がOpenSeaに出品され、合計約400万円で落札されました。

 

■日本国内の有名企業のNFT活用事例

  • デジタル付録で書店の復興を目指す

トーハン、メディアドゥが書店における紙の写真集や書籍の販売において、NFTを活用した限定のデジタル付録を提供をスタートさせています。これは世界初の試みで、2021年10月12日発売の雑誌「SPA!」(扶桑社)では、誌面に登場したアイドルのデジタルトレカ5枚をランダムに封入しました。NFTデジタル付録は、小学館やKADOKAWAなどの大手出版社も採用しています。

 

  • 人気ゲームの映像やアート等をNFTで販売予定

大手ゲームメーカー、セガはdouble jump.tokyo株式会社と提携し、過去の人気ゲームのビジュアルアート、ゲーム内の映像、BGMといったものをデジタル資産化。NFTコンテンツとして販売する準備をしています。また、新タイトルのゲームも今後、限定販売となる予定です。

 

  • 選手トレカがNFT化

米プロバスケットボールリーグ・NBAのデジタルトレカにつづいて、株式会社Jリーグは株式会社OneSportsとアクセルマーク株式会社が共同開発中の新作スポーツブロックチェーンゲームと提携しています。

 

 

◆主なNFTマーケットプレイス

NFTを売買するために必須なNFTマーケットプレイスですが、2021年以降、急速に立ち上がっています。LINEや楽天などの大手企業も参入してきており、各社、自社の特徴を生かしたマーケットプレイスを運営しています。ここでは主なNFTマーケットプレイスを紹介いたします。

 

■LINE NFT

LINE NFTは、LINEの利用者であれば簡単にアカウント開設ができるNFTマーケットプレイス。NFTの購入、保有、交換、出品などのNFT体験をオールインワンで楽しむことができるのが特徴です。LINE独自のブロックチェーン「LINE Blockchain」上で発行されたLINE NFT であれば、ガス代(取引手数料)が無料という点も魅力。

 

■Rakuten NFT

楽天NFT(Rakuten NFT)はスポーツ、アイドル、漫画・アニメ、ゲーム、アートの5つの分野を中心に様々なジャンルのデジタルコンテンツを購入・出品できるNFTマーケットプレイスです。楽天IDでクレジットカード決済が可能。さらに楽天ポイントでも購入できるという点が特徴的。

 

■Adam byGMO

Adam byGMOとは、大手インターネット企業のGMOグループが運営するNFTマーケットプレイスです。多くのNFTマーケットプレイスがイーサリアムによる決済のみとなっている中、日本円にも対応しているのが特徴で、クレジットカードまたは銀行振込でも支払いが可能となっています。

 

■OpenSea 

OpenSeaは米国発の世界最大級のNFTマーケットプレイスです。世界最大規模とあって、有名人のNFTを購入できたり、さまざまなブロックチェーンに対応しているという特徴があります。ロイヤリティや販売方式を設定できるので、NFTをトータルで扱いたい場合には加入しておきたいプラットフォームと言えるでしょう。

 

■Coincheck NFT

Coincheck NFTは国内初となる、大手国内取引所「Coincheck(コインチェック)」が運営するマーケットプレイスです。ユーザー同士でNFTと暗号資産の交換取引ができます。ブロックチェーン上に記録されない「オフチェーン取引」に対応しており、ガス代を気にせずNFTを売買できる点が魅力です。

 

■HEXA

NFTをより日本で浸透させることを目的に、日本円だけでNFTの発行から売買までができる日本初のNFTマーケットプレイスです。仮想通貨やウォレットが不要なので、誰もが気軽にNFTの売買をできるようになるのが特徴です。

 

◆まとめ:NFTマーケットプレイスの今後

 

いかがだったでしょうか?NFTマーケットプレイスは2021年以降、急速に増えていっています。NFTの市場規模は2021年の時点で5兆円を超え、今後もめざましく普及する可能性があります。そのため、今後も大手企業の参入から中小企業の趣向を凝らしたマーケットプレイスの誕生などが予想され、投資家からクリエイター、ゲーマーといった人たちから、一般個人まで、幅広い層がNFT市場に参加してくるものと思われています。

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