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2022.7.12 記事
AIがもたらすメリットとデメリット

近年、あらゆるビジネスシーンで聞かれるようになった「AI」という言葉。

人工知能であるということはみなさんもご存知のことかとは思いますが、実際のところ、自身のビジネスにどのように活用すれば良いかと聞かれるとわからない人もおおいことかと思います。ここでは、AIのメリットとデメリットの観点からAIの概要について紹介いたします。

 

 

 

◆AIとは

AIとは、Artificial Intelligence(アーティフィシャル・インテリジェンス)の略称で、日本語では人工知能と訳されます。定義としては「人間によって実現される思考やふるまいを人工的に再現するもの」とされ、人間と同様、経験から学んでいくことでタスクを柔軟かつ円滑にこなします。コンピュータが大量のデータからパターンを認識していくというディープラーニングにより、AIの性能は年々向上しています。

今や人間の脳の処理能力を大幅に超える処理速度と正確性、再現性をより的確なものにしていっています。これにより、医療、金融、セキュリティ、農業など活用される業種の幅も広がりを見せています。

 

◆AIのメリット

Aiを導入することのメリットはさまざまなことが挙げられますが、ここでは以下の4点について紹介します。

 

■労働不足の解消

少子高齢化で人口減少が進む日本の産業では、農業や漁業など空洞化が深刻化している業種があります。AIは人間が行ってきた労働力を肩代わりできる側面が大いにあり、こうした産業の労働力不足の解消が期待されています。また、人間が嫌うような仕事についてもAI搭載のロボットに代替されていっています。

 

■コスト削減

AIの導入は長期的に見れば、人件費削減につながります。肉体的な労働だけではなく、マーケティングなどのデータを扱う仕事もAIに置き換えることで人間が行うよりも正確性や効率なども上がることが分かっているため、こうした作業効率という意味でのコスト削減も可能になってきます。

 

■生産性の向上

例えば、工場での作業は、単調で同じ動作を繰り返す作業であることが多い一方、ミスが許されない場合も多くあります。これまでのように人の労働力に頼っている場合は、疲労や集中力によってミスが起こり得ましたが、作業をAIに代替させることにより、正確かつ高速での作業が可能になるため生産性が一気に向上するとされています。

 

■従業員満足度の向上

AIの導入によって蓄積されるビッグデータから従業員満足度を向上させている企業も出てきています。例えば、事故が起こる可能性のある作業やロボットの運転といった現場作業をAIに代替させることで、安全性が向上します。また、社員の心身の健康についても健康診断やストレスチェックをAIを用いて数値化することで、社員の健康が増幅されるケースもあります。

また、プロダクトデザインなどのクリエイティブな作業においても消費者の好みをAIによって、より売上に直結しやすいデザインを作り出すことも可能になってきています。さらに、社内情報を平準化できるため、ナレッジやノウハウを社内全体で共有することも可能になるので、ミスコミュニケーションを防ぐことが可能となるので、社内の人間関係も円滑になる可能性が高まります。

 

 

◆AIのデメリット

AIを活用することのメリットはさまざまあることが分かっていただけたかと思いますが、デメリットがないわけではありません。

 

雇用の減少

労働力不足の解消を補うというメリットがある一方で、これまで人が行ってきた業務がAIに代替されていくということを意味しています。わかりやすく言えば「人間の仕事がなくなっていく」という考え方もできます。例えば、一般事務や会計士、電車・自動車の運転士、銀行員などすでに雇用が減少している職種も出てきているのは事実です。ただし、ドローン操縦士など新しい職種が生まれているのも事実です。

 

■一時的なコストの増大

AIの導入には、それなりのコストが必要です。これは導入費というだけではなく、企業のシステム全体に波及する場合もあるほか、業務フロー全体の見直しや担当人材の雇用や、AI導入による人員整理などによって、多くのリソースが割かれることを想定して置く必要があるでしょう。 

 

■リスクマネジメント難易度の上昇

AIは万能というイメージがあるかもしれませんが、AIを操るのは人間であるということを忘れてはいけません。人間である以上、運用や管理においてミスが生じないとは言い切れないでしょう。AIを導入する企業はAIへの依存度が高まりがちで、AIを管理する人によるミスが生じた場合には、AIが関連するすべての業務に影響を及ぼす場合があります。

 

◆まとめ

AIには多くのメリットがありますが、いくつかのデメリットもあることが分かっていただけたかと思います。デメリットをうまく回避できるような体制を整えて上手に活用したいところです

また、AIの普及により、あらゆる人間の仕事がAIに取って代わられるのではないかと危惧する企業も出てくるかもしれません。しかし、人工知能はあくまでビッグデータを元に分析、解析を行うことですので、人間の思考や感情を動かすといったことまでは、原状ではできません。今後は人間とAIとの業務の分担が進むことは確実ですが、すべての仕事を奪うということは、まだまだ現実的ではありません。AIは、あくまでも人間の豊かな暮らしに活用するためのものであるという認識のもと、共存していくという未来が予想されています。

その中で、革新的なサービスが生まれ、より豊かな社会へと発展していくのではないかと考えられています。

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